2007年3月21日水曜日

この子らを世の光に

昨日 NHKスペシャルで「この子らを世の光に」と題した日本初の知的障害児の教育施設「近江学園」を設立した糸賀一雄(1914-68)の生涯を綴った番組がありました。糸賀氏は、世の中に障害者を溶け込ませ、障害者の社会的自立に尽力した方ですが、その同士、田村一二氏(1909-95)の小説を機に、茗荷村という障害者との共同体が立ち上げられました。
障害者の自立に関しては、障害者自立支援法の制定によりさまざまな議論を呼んでおります。障害者と言ってもいわゆる障害児と神経疾患などの疾病による障害者は、進行性か否かという点などから一括りにできるかと言う問題もあると思います。今後は、障害者自立支援法による支援費制度とと介護保険の統合が言われているようですが、無理な負担が生じないような制度が必要でしょう。

★障害者の経済学 (中島 隆信 著)
障害者問題に関して経済学的な観点から独自の切り口で分かり易く解説してくれている本です。堅苦しい本ではありません。障害者の現状や自立支援法とはどういうものかが良く分かります。