2011年10月29日土曜日

第8回日本難病医療ネットワーク研究会 10月28-29日
当院より以下の2演題を発表

B-1 レスパイト入院患者のその後~当院利用患者の5年間の検証~ ○深川知栄1)、原田幸子2)、丸山俊一郎3)、田代博史3)、菊池仁志3) 1)医療法人財団華林会村上華林堂病院看護部、2)同院MSW、3)同院神経内科

B-2 神経難病患者に携わる看護師への食事・コミュニケーション障害に関するアンケート調査 ○木村一喜1)、北野晃祐1)、田町真純1)、深川知栄2)、木村明日香2)、菊圪仁志3) 1)医療法人財団華林会村上華林堂病院リハビリテーション科、2)同院看護部、3)同院神経内科

2011年8月27日土曜日

第2回ALSフォーラム

8月27日 第2回ALSフォーラム(東京ドームホテル)にて講演 日本で唯一ALSだけを扱った全国フォーラムであった。 演題は全10題で4時間以上のフォーラム 当院からの講演は 「レスパイト入院を軸とした在宅ALS患者・家族への総合支援」 200人弱の参加者が来られていた様子であった。

2011年5月20日金曜日

第52回 日本神経学会総会

2011年5月18日-20日 第52回 日本神経学会総会開催

以下の演題を報告

ALS患者の終末期医療の現状報告
菊池仁志、田代博史、野島真千恵、深川知栄、芥川泰子  
村上華林堂病院 神経内科、在宅診療部、看護部

目的:ALS患者の終末期緩和医療は患者QOLの向上に重要である。ALS患者終末期の実態調査を行うことで、緩和医療のあり方を検討する。
方法:ALS患者死亡例31例(男性9例、女性 22例)に関して、終末期の実態を調査。死因、死亡場所、補助呼吸、胃ろう造設、薬剤処置の有効性などについて検討。
結果:死因 呼吸不全29例(うち肺炎併発3例)、突然死1例、低栄養1例.死亡場所:在宅8例(男性2例 女性 6例)、病院23例(うち救急搬入時死亡1例).補助呼吸:TV 装着0例、NIPPV終日装着13例、気管切開1例、未処置17例.胃瘻造設:21例 薬剤使用:呼吸苦に対する塩酸モルヒネ使用 5例(うち4例有効)、排痰喀出困難に対する臭化水素酸スコポラミン使用 2例(全例有効).終末期診療体制作りと共に在宅見取りの円滑化、緩和医療の有効性が向上した。問題点としては、球麻痺型ALS患者へのNIPPVの使用は、必ずしも患者QOLを向上できるものではない、球麻痺患者の胃瘻造設未施行例は、終末期の栄養・投薬困難のためQOLが低い傾向にあることなどが挙げられた。
結論:ALS患者に対する終末期緩和医療は重要であるが、そのためには患者個々人の環境や病態に応じた対応、薬剤使用が必要である。

2011年2月27日日曜日

福岡・筑後ブロック研修会

昨日 難病ネットワーク 福岡・筑後ブロック研修会へ参加
非常に密度の高い会でありました。
痰の自動吸引機
は実際に使われ始おり、なかなか有効なようです。

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  □日 時:平成23年2月26日(土) 13時半~16時半
  □場 所:あいれふ10階 講堂

  □テーマ:神経難病患者に対する最新の呼吸管理 
        ~排痰補助装置と自動式吸引器の活用~
 
  <第一部>
  ①ALSの呼吸障害の特徴とストラテジー 
        九州大学医学部神経内科 助教 立石貴久

  ②神経難病患者の呼吸リハビリテーション
    ~排痰補助装置の活用の実際と課題~
        村上華林堂病院 リハビリテーション部 北野晃祐

  ③自動式吸引装置の開発と活用について  
        株式会社 徳永装器研究所 徳永修一

  <第二部>
  ④人工呼吸器と呼吸関連機器ハンズオン導入 
    ~神経難病患者の呼吸管理機器~ 
        九州大学医学部神経内科 助教 立石貴久

  ⑤人工呼吸器と呼吸関連機器ハンズオン

     8業者による呼吸器と関連機器の展示を行います。
     参加者に自由に機器を装着したり、触れたりして
     情報収集していただく時間をとります。

      ・非侵襲的人工呼吸器(NIPPV)
      ・排痰補助装置
      ・自動式吸引器

2011年1月3日月曜日

ニューロコミュニケーター

本日の産経新聞より。
新たなコミュニケーションアイテムが出るようです。

念じれば伝わるシステム、この夏にも製品化 産総研が計画を前倒し2011.1.3 00:00
記事にリンク

特殊な帽子をかぶり念じるだけで意思が表示出来る機器と、操作法を示す開発者の長谷川良平グループ長(右)=茨城県つくば市の産業技術総合研究所 言葉や身体が不自由でも、念じるだけで意思を伝えることのできるシステムが、今年夏にも製品化されることが2日分かった。開発した独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)が平成25年の発売を予定していたところ、進行性の神経系難病患者らの要請が相次いだため、計画を前倒しする。医療機器メーカーを通じて発売する予定で、価格は50万円以下になる見込みという。

 システムは「ニューロコミュニケーター」と呼ばれ、身体や言語機能を使った意思伝達ができない患者らを想定して産総研の長谷川良平グループ長が開発した。利用対象となる患者は、脊髄小脳変性症(推定患者数は約2万人)や多発性硬化症(同約1万人)といった神経系難病患者のほか、脳卒中などを含め国内で数十万人とみられる

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます