2007年3月17日土曜日

第177回日本神経学会 九州地方会

本日福岡大学で日本神経学会九州地方会でした。

大牟田病院からは、福岡県下在宅筋ジストロフィー患者の療養生活実態調査の報告があり、患者さんの満足度はやはり入院より在宅のほうが高いとのことです。やはり入院生活と言うものは制約もあり、患者さんにとってはつらいものなのでしょう。 ★筋ジストロフィー協会
◎3テスラーのMRIを用いた話題もありました。3テスラーMRIは脱髄や微小脳動脈瘤の検出に優れており、多発性硬化症の診断などに有用であるようです。Eur Radio 2006年 最近は3T-MRIを導入している施設も出てきているようです。
◎視神経脊髄型の多発性硬化症で注目されている抗AQP4抗体が、脊髄炎のあるシェーグレン症候群にも出たとか。。。AQP=アクアポリン
◎ホモセクシャルの関与が疑われるHIVによる髄膜脳炎。日本でもHIV患者さんが増えてきているようです。エイズ動向委員会の平成18 年第4四半期の報告(平成18 年10 月2日から平成18 年12 月31 日までの報告)では感染者・患者とも90%以上を男性が占め、その中でも同性間性的接触に
よる感染が半数以上(約68%)を占めている状態であるとのことです。
エイズは認知症など脳障害を起こしますのでご注意下さい
★エイズ予防情報ネット