2009年5月22日金曜日

第50回日本神経学会総会

仙台にて第50回日本神経学会総会開催される。
本日当院より以下の演題を発表

「病院主導による在宅神経難病患者支援システムの構築」

菊池仁志 1,田代博史 1,2,原田幸子 3 ,
深川知栄 4 ,橋本美加 2,光吉陽子 5 ,渡邊真 5
医療法人財団華林会 村上華林堂病院
1.神経内科 2.在宅診療部 3.MSW 4.看護部 5.内科 

目的:神経難病患者・家族は、その介護・医療度の高さより過酷な在宅療養を強いられていることが多い。病院主導による在宅診療システムの構築を行い、在宅神経難病患者・家族の救済を目指す。
方法:病院内に在宅診療部を設置し、病棟主治医・往診医・コメディカルの連携により、多くの在宅重症神経難病患者を支援するための計画的入退院管理を実施する。結果:平成19年7月より平成20年10月までの神経難病病棟への入院回数は、延べ236回、月平均15回。計画的に定期入退院を施行した在宅患者数48例。患者内訳は、ALS 22例(当院往診10例)、パーキンソン関連疾患12例、多系統委縮症5例、脊髄小脳変性症2例、他7例。
結論:病院主導での神経難病患者在宅支援システムを構築し、計画的に入退院管理を行うことで、より多くの神経難病患者・家族の在宅支援が可能となる。