2007年2月7日水曜日

多専門職種によるチーム医療


当院では神経難病患者様に対して、以下の多専門職種によるチーム医療を行っております。
神経難病疾患のケアのためには、パラメディカルを中心としたチーム医療が必須であり、看護師のみならずリハビリテーションスタッフ、MSW、訪問看護スタッフなど多職種スタッフの理解が必要であります。

神経難病ケアスタッフ
神経内科医師 ・病棟看護師・訪問看護ステーション・リハビリテーション(PT、OT、ST)・介護部門・ソーシャルワーカー・栄養士・臨床心理士・薬剤師

毎週1回上記スタッフが全員で集まって入院患者に関するミーティングを行うことで、患者様の全体像を把握し、総合的なケアが出来るようにしております。(当院では、障害者等一般病棟である3階病棟を中心として神経難病の診療を行っております。)

院内医療スタッフとの連携
当院では他の医療スタッフとともにより効率的な診療が出来るように以下のようなチーム医療を行っています。
★メンタルサポートに関しては、臨床心理士、STと共に定量的心理評価、高次脳機能評価機能評価、心理カウンセリング.
★呼吸障害に関しては、呼吸器内科医と共にPSG検査、NIPPVの導入などの呼吸器管理
★嚥下障害に関しては、言語療法士と共に食道造影を用いた嚥下機能検査とそれに準じた食種の選定と嚥下リハを行う.消化器外科医による胃ろう造設.
★運動機能障害に関しては、作業療法士、理学療法士、整形外科医と共に関節拘縮などに対する対症療法.
★視力障害に対しては、眼科医と共に原因精査、加療.

その他の診療科に関しても院外の診療施設との連携を図りながら円滑な医療を推進出来るようにしております。