2008年2月10日日曜日

脳卒中地域医療

平成20年2月9日 九州医療センターにて公開シンポジウム「継ぎ目なき質の高い脳卒中地域医療をめざして」が開催されました。
tPAの保険適応後、急性期脳梗塞の治療は目覚しく向上してきております。現在の問題点は、如何に脳梗塞の発症を見極め、より早く急性期病院に運べるか。そして、早期からの回復期リハビリへの移行、その後在宅もしくは施設への移行をより円滑に出来るかといったことです。そのためには、救急隊レベルでの見極めも重要になってきます。平成20年度からの福岡県医療計画のなかで、4疾患5事業(4疾患:がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病 5事業:救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児救急を含む小児医療)ごとの医療機関の機能分担が重点項目として挙げられておりますが、脳卒中に関しては、予防、急性期から回復期ー維持期への医療連携の充実が重要視され、目標設定年齢調整死亡率・受療率10%減、特定検診受診率70%以上などとなっています。