去る11月28日、29日と
福岡県重症神経難病患者入院施設確保等事業
福岡ブロック研修会が行われました。
当院からも4名の演者が講演をさせていただきました。
看護師、MSW、リハビリテーション師、医師など120名ほど参加者があり、経難病診療における問題点に関して活発なディスカッションが行われました。
長期入院の問題、看護力の問題、24時間在宅診療の可否、診療方針の決定などそれぞれの病院でかかえる問題は大きいようです。
場所:吉塚合同庁舎
【1日目】11月28日(水)
挨拶 九州大学神経内科 吉良潤一教授
★神経難病疾患の理解
●疾患と診断、治療について
九州大学病院 立石貴久
●神経難病患者の療養における医学的管理について
村上華林堂病院 菊池仁志
★人工呼吸器の原理と実際
株式会社マルコ福岡営業所 所長 小川一彦
★神経難病患者の呼吸管理
●病棟におけるNIPPVの導入・管理
村上華林堂病院看護師長 深川知栄
●在宅現場における人工呼吸器の取り扱い、緊急時の対応
アムナス博多訪問看護ステーション 野田洋子
★運動障害のある神経難病患者の援助
●移動と生活の工夫、リハビリテーション
村上華林堂病院 リハビリテーション科 科長 北野晃祐
●神経難病患者のコミュニケーション支援
福岡市立心身障がい福祉センターリハビリテーション課 生活支援相談室 理学療法士 松野浩二
【2日目】11月29日(木)
★福岡県における難病制度について
久留米保健所保健師 伊藤福美
★福岡県重症難病医療ネットワークの紹介
難病医療専門員 岩木三保
★在宅療養支援体制の実際について
●病院から在宅療養へ
村上華林堂病院 MSW 原田幸子
●在宅療養の支援
アムナス博多 訪問看護ステーション 野田洋子
★患者家族のメンタルケアと支援者のセルフマネジメント
ひと息の村 看護師 白川美弥子
★グループワークと全体討議
挨拶 九州大学神経内科 吉良潤一教授